1級造園技能士

2級造園技能士

僕は2003年に資格を取得しています。
2級造園技能士の実技課題は、造園の「基礎」です。
この実技試験は、図面に従って、時間内に、正確に庭を造ることが要求され、採点方法は減点方式となります。
ですから、図面の内容(寸法)は、覚えていなくてはなりません。
図面を見ながら、作っていたら、まず、時間内には終わらないでしょう。

埼玉県では毎年、8月下旬か9月初旬に鶴ヶ島の農業大学で技能検定試験が行われています。
造園の検定試験は、暑い日に実技試験がある過酷な試験です。

言ってみれば、造園を仕事にしている庭師にとっての「登龍門」といったところでしょう。
2級造園技能士の資格を取得したら、次は1級造園技能士、・・・この資格を取得して、初めて造園のスタートラインに立ったことになるのだと、僕は思っています。

1級造園技能士

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(僕の造った庭と一緒に写っているのは僕ではなく、検定員の先生です。)

僕は2006年に1級造園技能士の資格試験を受験、そして合格しています。
夏の暑い日に何度も何度も試験課題の庭造りの練習をしたのを覚えています。
もちろん、お盆休みをとってのんびりしている場合ではありませんでした。

初めて1級課題の庭を造った時、時間内には終わりませんでした。
でも、僕が防水屋だから、ということではなく、毎日、現場で庭を造っている人でも時間内に合格基準内で造り終えるなんて無理なんです。

これが1級造園技能士の試験課題。さすがによくできている試験課題です。
日本の伝統的庭造りの重要な要素が、試験課題の小さな空間に凝縮されているんです。

この試験に合格するには、まず、図面の内容を覚えることです。
次に正確に造ること。それから、時間内に完成させるために、いろいろな工夫をすることです。道具も自分なりに研究して自分の道具を作ると良いでしょう。

最終仕上げは、目の前に時計をおいて、実際に試験場にいるような緊張感の中、試験時間通りに造ることです。
そうすると、どこに時間がかかっているのか、どの作業時間を短縮しなければならないのか、はっきりとわかってきます。これが僕の練習法でした。

僕の受験日は、3日目(最終日)でした。
試験課題を造り終えると、受験者は試験場の外で待機していなくてはなりません。

検定員による試験課題の審査も終わり、「やるだけのことはやった。」と思いながら、ただボーっと見ていた時でした。
検定員の一人が僕の造った試験課題の庭の柱に紐を巻きつけていました。
僕は「まさか、なんかやらかしてしまったのかなぁ。」と思いながら、それを見ていました。

最後に発表された内容を聞いて、僕は驚きました。
なぜかというと、1級造園試験課題の庭の中で、僕の庭がそのまま、翌年の試験前まで残されることになったからです。

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そして、その年のクリスマスに「銀賞」の賞状が、僕の元へ贈られて来ました。
2006年、僕は1級造園技能士に合格しただけではなく、銀賞までいただきました。

でも、合格したから、といってこれで終わったわけではありません。
これから、さらに学び、知識、技能を高め、経験を積み、一級造園技能士としての自信と誇りを持ち、庭造りを続けていくことが必要なのです。

(2008.8.23)

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